グアダラハラでロータリー交差点の変化形を発見!!初めての人にはちょっと迷うような交通方向
日本では街中の道路は碁盤目状に走っているのが通常ですが、メキシコでは扇状というか波状に走っていることが多く見られます。その昔からの街の作り方の考えの違いに依るのだと思います。
その波状の道路の中心にはこれまた日本ではあまり見かけないロータリー交差点があるのですが、今回グアダラハラで私も初めて見る珍しいロータリーを見つけました。
この変則的なロータリー交差点は宿泊したホテル「リウ プラザ グアダラハラ」の30階から撮影したもの。
メキシコで通常見るロータリー交差点は純粋なサークルですが、このロータリーは中心にロータリーを横切るかたちで道が通っています。
普通のロータリーのルールではとても危なくて通行できそうにありませんが、しばらく観察していると以下のような交通ルールになっているようです。
まずこのロータリーには通常の小さなロータリー交差点のように信号が無いタイプではありません。
ここではロータリーに入る道路前やロータリー内にも信号機があり、その信号に従って通行します。
私のメキシコでの経験上、ロータリーは信号機が無く、その代わりロータリー内の通行が優先というルールにのっとることで信号による渋滞が無いことや、信号が無い事の整備コスト削減が利点だと思っていたのですが、そもそもここには信号機があるのでいわゆる日本の交差点と同じ感覚です。
それではこのロータリーでの信号機の動きを見ていきましょう。
まずは第一段階でロータリーを横切るクルマが通行できます。
またここではロータリー外のクルマはロータリー内に入ることはできますが、ロータリー内を周るクルマは停車させられます。
そして第二段階はロータリーを横切るクルマが停車させられ、ロータリーを周るクルマが通行できる時間。
基本的にロータリーを周るクルマとロータリーを出るクルマは自由ですが、ロータリーに入ることはできません。
なんだか逆に複雑に感じてしまいますが、グアダラハラの街づくりと交通事情を考慮してのこのロータリー設計なのでしょう。
初めて通る時には少し戸惑いますが、信号の順番やルールを一度経験してしまえば納得です。初めての人はとにかく信号の指示に従いましょう。
それでは良いメキシコ生活を!!