メキシコの一般的なガス湯沸かし器は消し忘れに注意

メキシコはまだまだ大都市でもほんの一部にしか都市ガスが整備されておらず、ほとんどの家庭が日本のプロパンガスのようにガスを備蓄し使用しています。

また、湯沸かし器も日本のように使用するときだけ自動的に点火するような湯沸かし器は少なく、手動で点火しなくてはいけない湯沸かし器が大半をしめます。

私の家は古いわけでもなく、メキシコでは立派な部類に入ると思いますが、それでも自動で点火するタイプではありません。2回引越しをしましたが、どの家もこのタイプの湯沸かし器でしたし、州外の友達の家も同じタイプでしたので、メキシコでは一般的なものになるのではないかと思います。

今回はこのメキシコで一般的なガス湯沸かし器をご紹介していきたいと思います。

これが湯沸かし器の全容です。高さは60-70cmくらいでしょうか。

下部でお湯を沸かして上部は沸いたお湯をためるタンクのようになっています。

先に記載したように日本のように自動で点火しませんので、まずは点火するところから。

赤いつまみを「PILOTO」にすることでほんの少しガスが出始め、同じくその上部の赤いスイッチを押すことで火花が飛んで点火することができます。

火をつけることができたら種火の完成です。

次に、赤いつまみをひねるとタンク内のお湯の温度(火加減)を調整できます。

タンク内に温度センサーがついていて、タンクのお湯が規定の温度まで達すると火は自動的に種火になり、逆にタンク内のお湯が冷たくなると自動的に強火になり温めます。

実際には家の中でお湯を使用する時は水道の蛇口で水と混ざり合うので、使用するお湯の温度は蛇口側で調整することができます。

よって、これはお湯を貯めておくための湯沸かしタンクになります。


ここで問題なのが、例えば出かけていてお湯を使用しない時など、タンク内のお湯が冷えてきた時に自動的にお湯をあたためてしまうことです。

使おうが使わまいが、ガスが無くなるまで永遠にお湯を温め続けます。

私も時々あります。湯沸かし器を使用したその日止めることを忘れてしまい、次に日使用しようと思ったときに点火したままになっていることに気づいてしまうこと。

しかし、タンクはだいたい家の奥の方の屋外にあるので、消しに行くのがめんどくさいし、忘れてしまうんですよね、、、、


人によっては種火とかそんなにガスを使用しないし、お湯を再温めするのも頻繁ではないということで意図的につけっぱなしにする人もいるようですが、私はあまりおすすめしません。


私が滞在しているグアナフアトは、一年中そこまで寒くなることはないので、お湯はシャワーにしか使いません。その時だけ火をつけて、シャワーが終了したらすぐに消すことを心がけています。


これからメキシコに駐在するみなさん、湯沸かし器の消し忘れには十分注意しましょう。


それでは良いメキシコ生活を!!