メキシコ レオン市のエル・グラニソ川で見れるグラフィティが映える!

メキシコに来た当初はちょっと怖いとも思っていた、街のあちこちで見る落書き。

日本ではあまり見かけることがない落書きですが、メキシコでは何も書いていない壁は落書きされるためにあるといっても過言ではありません。そして数ある落書きを見ているとまさに芸術!といったグラフィティも多く、これは賞讃されるべきメキシコの良い文化の一つと言っても良いでしょう。

そんなアートと化したグラフィティにあふれるグアナフアト州レオン市街地を流れる人口河川グラニソ川をご紹介いたします。

場所はレオンの中心街の東側。

地図は橋を挿していますが、ちょうどこの真下の河川が目的地です。

この河川の両サイドには道路があり、クルマが常に行きかっています。

川沿いの道路の構造が少し複雑で、川向こうが写真右から左に行く車線。川手前が左から右へ行く車線となっています。

片側2車線で川のすぐ脇を走る下の車線と、その上を走る車線に分かれており、下の車線は交差点をくぐるように直進できるため信号で止まらなくて良い構造になっております。

そしてグラフィティが描かれているのが、この河川の中です。

おそらく雨季になると水があふれているのだと思うのですが、乾季の今は水がまったくありません。

そのため、どこからかクルマが入ることができるらしく、アーティスト達が描くための道具をクルマで積んでもってきているようでした。


現地に到着すると作品の完成度の高さに感動するのですが、さらに驚いたのがその作品の数。

見えなくなるくらい向こうまでこのグラフィティが続いています。おそらく500m以上はありそうです。


河川の壁の角度が寝ている場所を見つけて、私も下まで降りてみます。

それにしてもすばらしい作品ばかり。これはもうもちろん落書きを凌駕しています。

しばらく歩いていくと、作品を制作中のみなさんに会うことができました。

遠目で見学。なるほどなるほど。

ある人はペンキを塗るように刷毛(はけ)で描き、ある人はスプレー塗料で描き、いろいろなやり方があるようです。

わたしの勝手なイメージは、落書きやグラフィティをしている人達はめちゃくちゃ怖い人達ばかり。

少しでも作品作りの邪魔をされたら怒るのではないかと、少し緊張しながらの見学だったのですが、、、

しかし、ここは思い切ってコミュニケーションをとってみようと勇気をふりしぼってあいさつしてみました!

「Hola!!」

すると、、、、、

めちゃくちゃいい人ばかりー!!!

みんな、笑顔で気さくに話してくれる!

わたくしはスペイン語が話せないので、英語とジェスチャーで写真とっていい?って聞くとピースサインしてくれました。こんなすばらしい絵を描ける人たちは心もやっぱり優しく広い。

偏見をもっていた自分を恥じると共に、いっきにアーティストのみなさんのとりこになりました。


せっかくですのでこのグラフィティリバーのほぼ端から端まで様子を撮影してみました。

どのくらいの長さなのか、どういった作品があるのかざっくりですがご覧いただけます。

雨季には水であふれるでしょうから、このアートは消えて無くなってしまうのでしょうか。

メキシコ駐在員のみなさま、メキシコに観光に来られるみなさま、レオンにお越しの際には是非このグラフィティを間近でみてください。おすすめです。


それでは良いメキシコ生活を!!


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