日本は全国同一時間ですが、メキシコには4つのタイムゾーンがあるため同じメキシコ内でも州によって時間が異なるのを知ってますか？

それぞれのタイムゾーンは世界の基準時間である協定世界時UTC (Coordinated Universal Time)を基に標準時間が設定されており、それぞれの呼称とともに以下のようになっております。

まずは日本。

JST (Japan Standard Time) 日本標準時

協定世界時を9時間進めた標準時である。UTC+9 (JST)と表記される。

日本全土の標準時間。

続いてメキシコの標準時間です。

PST (Pacific Standard Time) 太平洋標準時

PDT (Pacific Daylight Time) 太平洋夏時間 (サマータイム)

協定世界時を8時間遅らせた標準時であり、UTC-8 (PST)と表記されます。

夏時間では協定世界時より7時間遅れになり、UTC-7 (PDT)と表記されます。

アメリカとの国境の街ティファナがあるメキシコ最西部にあるバハ・カルフォルニア州のみがこの標準時間になります。

日本との時差は17時間(サマータイム時は16時間)。日本が17時の時にここは0時です。

MST (Mountain Standard Time) 山岳部標準時間

MDT (Mountain Daylight Time) 山岳夏時間 (サマータイム)

協定世界時を7時間遅らせた標準時である。UTC-7 (MST)と表記されます。

夏時間では協定世界時より6時間遅れになり、UTC-6 (MDT)と表記されます。

バハ・カルフォルニア・スル州やチワワ州、シナロア州などメキシコ西部の州がこの標準時間となります。

日本との時差は16時間(サマータイム時は15時間)。日本が16時のときにここは0時です。

ただし、再西部のバハ・カルフォルニア州に隣接するソノラ州のみサマータイムはありません。

CST (Central Standard Time) 中部標準時

CDT (Central Daylight Time) 中部夏時間 (サマータイム)

協定世界時を6時間遅らせた標準時である。UTS-6 (CST)と表記されます。

夏時間では協定世界時より5時間遅れになり、UTC-5 (CDT)と表記されます。

メキシコのほとんどの州がこの標準時間となります。

首都のメキシコシティやグアダラハラ州、そしてわたしが滞在しているグアナフアト州もこの標準時間です。

日本との時差は15時間(サマータイム時は14時間)。日本が15時のときにここは0時です。

EST (Eastern Standard Time) 東部標準時間

協定世界時を5時間遅らせた標準時である。UTC-5 (EST)と表記される。

メキシコの世界的リゾート地のカンクンがあるキンタナ・ロー州のみこの標準時間となります。

キンタナ・ロー州にはサマータイムがありません。

日本との時差は14時間。日本が14時のときにここは0時です。

メキシコのサマータイムの期間

メキシコのサマータイム期間は基本的に4月の第一日曜日から10月の最終日曜日までとなります。(一部アメリカに隣接する自治体に関してはアメリカのサマータイム期間で適用されています。)

2020年のサマータイム期間はメキシコの4月5日から10月25日となり、午前2時に切り替えとなります。

最近のスマホなどはGPS機能によりその位置を把握して、自動的にサマータイム時間を変更してくれますが、身の回りの時計などは手動で変更しなくてはいけないことがほとんどのためご注意を。

手動で切り替えないといけない時計で目覚ましを設定してる方、サマータイム切り替え当日の朝は1時間変更がありますので特に注意して時間設定をしてください。

そして、睡眠時間にも気を付けてください。午前2時に切り替えが行われますので、例えばサマータイムに入る今年の4月5日は同じ6時に起きても睡眠時間が1時間少なくなります。逆にサマータイムが終わる今年の10月25日は同じ6時に起きると睡眠時間が1時間多くなることになります。

メキシコに観光や駐在にこられる方はメキシコの時間をちょっと頭に入れながら行動しましょう。

それでは良いメキシコ生活を！