州都トゥストラ・グティエレスから西へ60km、クルマで1時間半のピエドラ・パダラという小さな町のはずれに天然の巨大陥没穴があり観光地になっています。

その陥没穴の名は「Cima de las Cotorras」

石灰岩が多いチアパスの地盤を浸食していく過程で生まれたこの巨大穴。実際にこの目で見てみたいと思い行ってきました。

Googleマップで見ていただいてもわかるように「Cima de las Cotorras」の周りにはほとんどなにもなく、道幅のみ舗装されているような悪路を進みます。

周辺では小さな村で飼育していると思われる牛や馬などを多く見ることができます。

時には牛の通行のためにクルマを脇道に移動。ここでは牛・馬が優先です。

時々細い一本道の真ん中で大きな牛が立ちはだかることもありましたが、彼が移動するまでゆっくりと待ちました。

「Cima de las Cotorras」直前にはゲートがありますが、係員の人が開けてくれるまで15分ほど待つことになるかと思います。ゲートにはチェーンに鍵がかかっていますので、自分で開けることはできません。

どうやら「Cima de las Cotorras」内には各種アクティビティやレストランがあるのですが、その従業員さんがこのゲートの開城も兼ねているようで、そこから歩いてくるのを待っていないといけないようです。ゲート前には監視カメラがあり、彼らが気づいた時点で来てくれます。

ここで一人30ペソの入場料も支払います。

ゲートをくぐり少し行ったらすぐに駐車場です。

写真は駐車場横の「Cima de las Cotorras」への入口。

駐車場も多くはありませんが、この日は3台ほどしかクルマが駐車していなかったので問題なく停めることができました。あまり、駐車スペースの区切りがないのですが、、、、適当に良い位置に停めましょう。

駐車場から30秒も進むとさっそく「Cima de las Cotorras」が現れます。

うわー、でっかい穴！！というのが正直な感想。

穴底には森のように木々が生い茂っているのを見ることができます。

実はここ、鳥たちの住みかとなっていることでも有名で、朝一番に訪れると無数の鳥たちが飛び立つ姿をみることができるスポットでもあるんです。朝6時ころ訪れるとそのような光景を見れるようで、私も意気込んでいたのですが、、、、早起きすることができませんでした。。。

それでも、到着した時刻は10時ころでしたが、鳥たちの鳴き声は穴下から聞こえましたし、時には七色の美しい鳥をみることもできました。

穴上は外周を歩いて散策することができます。

時には下ったり、時には登ったり、良い運動になります。

また時には大量の動物の糞があったり(すみません)しますので、気をつけながらお進みください。

穴を見ようと柵などは絶対に超えてはいけませんし、ゴミのポイ捨ても厳禁です。

穴上の少し高いところからはまた別の景色も見えてきます。

太陽の角度によって石灰岩の浸食のすごさがわかりました。それにしても、なぜピンポイントでこの大穴だけ浸食されたのか、自然ってすごいですよね。

また写真上側に一本の線があるのがわかるでしょうか。

実はこれ、アクティビティの一つであるジップラインのためのワイヤー。

別料金でこの穴の上を滑車で通ることができます。めちゃくちゃこわそう、、、、

続いて別角度の写真です。

上側に建物がありますが、ここがレストランで休憩したり食事をとったりできるようです。

ゲートを開けに来てくれた人はこのレストランからかけつけてくれていました。どうりで時間がかかるはずです。

こちらもまた別角度の写真。

左に小さな小屋がありますが、ここから穴下へロープで降りることができます。

これもまた別料金で700ペソだったと思います。

これもある種ちょっとスリルのあるアトラクションのようなものですが、朝一に穴下に行くことができれば間近で鳥たちをみることもできます。

その他にも200ペソで穴の中腹くらいまで降りることができる階段を利用できたりもしましたが、今回私は入場料のみで利用できる場所だけ行きました。それでも、十分自然のすごさが伝わり楽しむことができましたよ。

みなさんもチアパスの大自然を満喫する一つの観光スポットとして「Cima de las Cotorras」に是非行ってみてくださいね。

それでは良いメキシコ生活を！！