メキシコの食品表示ラベル規格改定が10月1日から施工されています
前回メキシコには太った人が多いと投稿しましたが、これはメキシコ政府のデータにも表れており国として深刻な問題と考えられているようです。
メキシコ人の肥満率(BMI30以上)は男性が30.5%、女性が40.2%と高い水準にあり、それによる糖尿病患者数が860万人にも及ぶとのことです。
同じくらいの人口を持つ日本はというと肥満率は5%程度。日本ってこんなに肥満率が低かったの!?と驚いてしまいました。
データからみても、私たち日本人がメキシコには太った人が多いように見えることは間違いではないことが分かります。
このような国にとっても不利益を被る肥満防止のため、メキシコ政府が肥満率低下に向けた食品表示規格に対する規制強化を提案し可決、この2020年10月1日から施工されます
規制強化内容を簡単に説明すると、肥満につながる可能性がある食品や飲料のパッケージに警告表示を記載することが義務付けられます。
今回警告表示が必要になる栄養成分は5種類。
①エネルギー(カロリー) CALORIAS
②糖分 AZUCARES
③飽和脂肪酸 GRASAS SATURADAS
④トランス脂肪酸 GRASAS TRANS
⑤ナトリウム SODIO
この栄養成分が政府が決めた基準値以上入っている食品や飲料に警告表示が必要になります。
確かにここ1,2か月で今でなかったシールのようなものがパッケージに貼られて初めていたのですが、これが改正による表示だったのです。
またこの改正により、この警告表示が一つでもある場合には、子供たちが欲しいと思われるパッケージングが禁止されます。具体的にはキャラクターや有名人などの写真や絵が包装に表示されるのが禁止されます。
また、おもちゃや割引券などのおまけを付けることも禁止されているようです。
また、肥満に対する改定とは異なりますが、同時期の改定にて今まで「~風」とうたっていた商品はその表示が禁止され、パッケージに「模倣品」と記載しなくてはいけないルールになったようです。
「カルボナーラ風パスタソース」→「カルボナーラパスタソースの模倣品」
なんか、全然印象が違う商品になってしまいますね、、、、、
食品業界や輸入業界からすると包装も変更しないといけなく、コストもかかる大変な改定ですよね。
ただ、肥満率を問題視する政府の考えもとてもわかります。
私は、食事はおいしければOKという考えの人なので普段あまり食品の構成物とか見たことがありませんでした。
健康に気を使っている人、またこれから健康になりたい人にとっては分かりやすくなる一つの良い改定になったのではないでしょうか。
それでは良いメキシコ生活を!!