メキシコ人が好きな巻き寿司に入っているものは?なんでもありのメキシコ巻き寿司
メキシコでも多少大きな街であれば日本食レストランがあるのですが、日本食はメキシコ人にも人気があるようです。
寿司(Sushi)とか刺身(Sashimi)という言葉はもちろんのこと鉄板焼き(Teppanyaki)という言葉も日本料理の一つとしてメキシコ人に認識されはじめているように感じます。
しかし、メキシコの日本食レストランの料理の中には日本人からしたらちょっと違うなぁという料理も少なからずあります。メキシコ人の好みに合わせて作られているんですね。
今回はメキシコ中に出店している日本料理店「Sushi Roll」さんの巻き寿司を例に、メキシコの日本料理の一つをご紹介したいと思います。
日本食レストランですがカクテルやSushi Nights(寿司ナイト)の装飾があったり、お店の外観はポップな印象。
店内の様子。16時30分ごろですが人でいっぱい。賑わっています。
写真中央あたりの席では鉄板焼きを楽しむこともできます。。
お店の雰囲気も良いですね。
今回、私はお店の名前でもある巻き寿司(Sushi roll)をテイクアウトしてきました。
鯉が書いてある包装がカッコイイ!!と思ったのもつかの間。
書いてある文字は「照り焼き」「刺身」「椎茸」。なんでこの言葉チョイス???
外国人が日本語が書いてあるTシャツを着ているときにも同じようなことをよくみますwww
なんでこんな言葉使ってるの??ってww
巻きずしが入っている容器も「ロール」がちょっと気になりますが、容器自体はおしゃれ!
わざわざ覗き窓もついていますし、引き出しのようになっていて巻き寿司を取り出すことができます。
本日買ってきたのは「SAKE ROLL(左)」と「MONKEY ROLL(右)」です。
SAKE ROLLはその名の通りサーモンが巻かれた巻きずし。
中身はキュウリ、アボガド、チーズ。
MONKEY ROLLもその名から想像できるように、バナナが巻かれた巻き寿司。
お寿司の上にはハラペーニョと思われる天ぷら。中身はエビフライ、ズッキーニのかき揚げ、チーズ。
どちらの巻き寿司にも入っているように、メキシコではほとんどの巻き寿司にはチーズが入っているんです。タコスやケサリージャが大好きなメキシコ人にとっては、チーズが入っている方が口に合うのでしょう。
ウォルマートなどのスーパーマーケットにも巻き寿司がおかれていることがあるのですが、見てみるとやはりチーズ入りがほとんど。メキシコ人と日本料理屋に行っても、彼ら彼女らが好んで注文する巻き寿司はチーズやエビフライが入っているようなものばかり。
「お寿司」とはなんだろう?と考えてしまうのですが、メキシコのみなさんにお寿司を知ってもらって、楽しんでもらえるのであれば多様性があっても良いのかなぁと思います。
アメリカのカリフォルニアロールのような感じですかね。
そして、メキシコではお寿司につける醤油もちょっと違うんです。
3種類のソースが付いていたのですが、日本人が想像する醤油ではありません。
基本はポン酢のように酸味がある醤油です(写真中央)。
そしてそこにハラペーニョ(チリ)が入ったものもあります(写真左)。
そしてマヨネーズにチリが入っているんだと思うのですが、トルタなどに使用するチリサルサ(写真右)。
日本で使用する純醤油がなく、使用したいときはわざわざ店員さんにお願いしないと出てきません。
それではいただきましょう。
私は自宅で用意した醤油につけていただきます。
お味はというと、やっぱりどちらのお寿司もチーズが効いてますね。
サケロールはアボガドも入っているので、サーモンの味が弱くなってしまっていますが、想像通りの味でそこそこおいしくいただけました。
モンキーロールは日本人のわたしからしたら、バナナがやっぱり合いません。
食べれないこともないのですが、わざわざバナナを選んだ理由がわからないですよねぇ。
バナナだけ先に食べて、、、それ以外でおいしくでも最後までいただきました。
本当の日本料理を食べるのであれば、やはり日本人が経営している日本料理店が良いのですが、なかなかみつけることができないのが難点。
全国展開している今回のようなお店ではいくつか日本人が考える料理と違うようなものもありますので、メニューの写真や説明を見ながら見極めていきましょう。
それでは良いメキシコ生活を!!