駐在員の悩み!メキシコペソの為替相場変動

駐在員の困りごと。それは駐在している国の貨幣価値。


方法はいろいろあると思いますが、ほとんどの駐在員は日本円でもらった給料をメキシコペソに両替しているのではないかと思います。

たから、毎月同じ日本円をメキシコペソに両替したとしても、為替相場によって得られるメキシコペソが違ってきてしまうのです。


まず、ここ10年間の相場でいうとメキシコペソの対日本円の貨幣価値は総じて下がってきています。

10年前は1ペソ8円ほどでしたが、今現在は5円弱です。

これは、

10年前は10,000円で1,250ペソに交換できたが、現在は10,000円で2,000ペソに交換できることを意味ます。

ということは日本円で給料をもらっているメキシコ駐在者にとっては、ペソの価値が下がるとうれしいことですね! (メキシコ経済にとっては打撃ですが、、、)


それでは、この1年の為替を見てみましょう。

この一年でいうと、2020年年始にかけてペソが高くなっていき一時1ペソ6円までいきました。

その後、コロナウイルスショックにて1ペソ4.2円まで下がり現在4.8円くらいです。

この1年間だけで3割程度貨幣価値が上下しているため、駐在員にとってはお金の管理が大変な1年となりました。


コロナが収束すれば昨年の最安値の5.3円くらいまでは戻ってくるのではないかと思っていますが、どうなるかは本当にコロナ後の経済次第ですね。

メキシコペソが安くなることは、メキシコ経済悪化を意味し、そうなるとメキシコの会社の経営状況も悪化して、倒産や駐在中止という事態にもなってしまう恐れがあるわけですから、単純にペソが安くなればいいわけではありませんね。


駐在者は自分の通貨両替方法を確認しましょう

また、メキシコに駐在する方は、どのような形で生活のためのメキシコペソを手に入れるかも調べておいたほうが良いと思います。

給料は日本円でもらう場合、自分でメキシコで両替するのか、それとも会社で両替してもらえるのか。

また、その為替レートはどのように決められているのか。

例えばですが、過去何ヵ月分の平均でレートが決められるのであれば、市場価格は現在1ペソ4.2円なのに、会社は過去の平均なので1ペソ5.5円で両替されるというような可能性があります。

その場合は、4.2円などペソが安い時の買い物は例えば日本のクレジットカードで支払うことで、最新の安いレートで買うことができます。

逆に、市場でペソが一時的に高くなったときは、会社の両替レートでペソを両替するのがお得かもしれません。


自分のお給料を効率良く運用するために、考えてみてください。


それでは良いメキシコ生活を!!