マヤ文明が今も残り続けメキシコで伝統を最も重んじる町の一つチャムラ。メキシコ警察も介入できないほどの強い自治をもった魅惑の町

メキシコ、チアパス州でマヤ文明をいまでも尊重し重んじる町チャムラ(Chamula)。

町人の99%が先住民の血が入っていると言われ、かつてスペインが1522年にメキシコチアパス州のここチャムラを攻めてきたときにも、チャムラの人々は戦い勝利しこの町を守ったと言われています。

文化を守り自らの自治を尊重するため、今でさえメキシコ警察さえもこの町に入ることができませんし、チャムラの人々がチャムラを干渉しようとしたメキシコ政府の要人を殺害したというような近年のニュースさえ聞きます。また、住民の多くは現代の薬さえも受け入れておらず、ちょっとまえ(といっても何十年前)まではお金さえも使われず物々交換の文化が残っていたようなんです。

今回は現代人からするとちょっと異様ともいえる文化を持つ町チャムラに行ってみましたので、その様子をお伝えいたします。

チャムラはサン・クリストバル・デ・ラス・カサスから北西にたった10kmのところ。

観光客で賑わい、レストランやバーが沢山集まるちょっと田舎だけど現代の町サン・クリストバル・デ・ラス・カサスからたった10kmのところにそのような伝統に厳しい町があるのかなぁと思ってしまいますよね。


チャムラの町の入口には石のゲートがあります。

そのゲート右側に駐車場があるためそこにクルマを停めてセントロに向かうことにしたのですが、ふと横に目をやると、そこには広大な墓地が広がっていました。

チャムラにはお墓に関しても独特の風習があります。

一般的はメキシコのお墓はもう少し大きいお部屋のようなものがある印象ですが、ここチャムラではシンプルに十字架とその後ろに植物を植えられているお墓となっています。

十字架の色は供養されている人の年齢を表します。白色の十字架は子供の時に亡くなってしまった方。青色は若い方。黒色は大人。

この日も供養される方がおられたのか、一角にはたくさんの人々が訪れていました。


お墓を見学させていただいた後に、チャムラの入口ゲートをくぐり中央広場の教会を目指します。

事前にいろいろな情報を聞いていたので町に入るだけでもちょっと緊張してしまいます。



ゲートをくぐると、教会がある広場までは一直線。下り坂を進みます。

途中、お肉屋さんではこんな光景も。

日本ではあまり見ることはできませんが、ここではあたりまえのように陳列されています。


中央広場横には市場もあります。

市場の様子は田舎町によくあるような造りで、特別違った様子は見られませんでした。


それでは次回中央広場の教会に行ってみたいと思います。


それでは良いメキシコ生活を!!


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