マヤ文化を今でも色濃く継承しているメキシコチアパス州のチャムラ。

その衣装も個性的で美しい伝統的なものを身にまとっています。

特別印象的で象徴的なのが女性が穿いている毛皮のスカート。そしてそのスカートの上には日本の着物の帯のようなものをみなさん締められています。

なんとなくこの帯で日本人の私は親近感を感じてしまいます。

チャムラにとって最も重要な聖人の一人である洗礼者聖ヨハネは常に子羊とともにあったため、チャムラでは羊を特別で神聖な動物として見られています。そのためチャムラでは羊を殺したり食べたりすることはありません。

その代わり羊は飼育され、その羊毛のみを取得しチャムラの伝統衣装として衣服が作られます。

もし羊が亡くなってしまった時も、人間と同じように埋葬されます。

街ではこの羊毛から作られたスカートや伝統的な上着を着ているチャムラの女性を多く見ることができます。

逆に男性はどちらかというと現代的な洋服を着ている人が多いのですが、ごくたまに同じ羊毛から作られていると思われるベストを着ている人をみかけました。

この羊毛、触らせていただきましたがかなり温かそう。真冬にはかかせない衣装でしょう。

チャムラの人達は写真を撮られることを非常に嫌います。何人かの人達に最初お願いをしてみましがたすべて断られました。

上の写真はお土産を売っている人から購入した際に撮ってもらえた様子です。

一般の人達にやみくもにカメラを向けて写真をとるとトラブルの元にもなりますので、ご注意ください。

今回はチャムラの伝統衣装についてでした。

それでは良いメキシコ生活を！！