メキシコのグアナフアト州のサン・ミゲル・デ・アジェンデは世界遺産として有名な場所ですが、実はこの世界遺産、今回ご紹介する教会「ヘスス・ナサレノ・デ・アトトニルコの聖地」とセットで世界遺産に登録されています。

サンミゲルのセントロから北へ15kmほど、車で20分あまりで行くことができるアトトニルコは街自体はとても小さくまさに田舎。周りに何か他に楽しめるスポットが無いのですが、ここの教会だけでも一見の価値あり！

小さなお城のような外見をしているこの教会ですが、その他に特段豪華な装飾があるわけでもなく興味を引かれるようなことはありません。

小さな入口から礼拝堂に入っていきましょう。

礼拝堂も何か特別なものもない田舎の教会。

と思いきや、視線を頭上に持っていくとそのすごさに出会うことができました。

そう、この教会「ヘスス・ナサレノ・デ・アトトニルコの聖地」はその天井に描かれた迫力ある壁画が魅力的で観光ポイントとして多くの人が訪れる場所となっています。

この壁画はバチカンで有名なシスティーナ礼拝堂のメキシコ版とも言われ、メキシコの歴史的建造物を伝える精華として世界遺産に登録されているのです。

カトリックの歴史に疎い私ですが、そんな事とも関係なく精細で立体感・迫力があるこの絵画に心を奪われてしまう教会です。教会自体はとても小さく5人ほど入れば狭く感じてしまうほどですが、この絵画の荘厳さがこの教会をなんだか大きく見せてくれます。

入って左のもう一方の礼拝堂は奥行がありますが、こちらも天井一面が絵画で覆われています。

田舎のほっとする教会と迫力ある天井壁画が絶妙にマッチした、すばらしい歴史的建造物です。

教会の前の道を北に向かうと出店が多く連なる通りになります。

ここで乾いたのどを潤したり、ちょっとした食事をしたり、トイレに行ったり、おみやげ探しもできますので、散策してみてくださいね。

世界遺産サンミゲルデアジェンデを訪れた際には是非ここ「ヘスス・ナサレノ・デ・アトトニルコの聖地」にも訪れることをお勧めいたします。

それでは良いメキシコ生活を！！