メキシコのガソリンの値段は?
メキシコ駐在をむかえるみなさんにとって気になることの一つ。
メキシコでガソリンってどうやって注ぐの?値段は?注意することは?
メキシコではPEMEX(ぺメックス)という国営の石油企業だけがガソリンスタンド販売を手掛けてきましたが、数年前から民間の石油企業の参入が許可されたため、現在はMobilやShellなど様々なガソリンスタンドを見ることができます。
日本ではセルフサービスのスタンドが増えてきましたが、メキシコでは昔の日本と同じようにフルサービスのガソリンスタンドになります。
日本でフルサービスのガソリンスタンドを経験したことがある人は、手順はメキシコでもほぼ同じですので安心してください。
- ガソリンスタンドに入ったら給油所横にクルマをつける
- 店員さんに、注いでもらうガソリンの種類、数量、金額を伝える
- この時、タイヤに空気を入れてもらいたい場合は伝える
- 窓を洗ってくれる店員さんもいるので、不要な場合は断る
- 給油が終わったらお金を渡す
- 出発
日本と同様クルマから降りる必要はなく、必要事項は車内からすべて伝えましょう。
全然スペイン語ができない私ですが、給油するだけであれば以下の一言だけで十分です。
「lleno de Magna, Por favor ジェノ デ マグナ, ポル ファボール」
llenoはいっぱいという意味、MagnaはPEMEXのレギュラーガソリンの商品名です。
つまりレギュラー満タンです。
また、窓を洗ってくれたり、タイヤの空気入れをお願いした場合チップを渡すのが礼儀です。
私の場合はいつもそれぞれ10ペソくらいあげています。
こちらから何も言わなくても窓を洗い始める店員さんもいるので、必要ない場合は断りましょう。
「No, Gracias ノー, グラシアス」だけで伝わります。
ガソリン料金は、給油スタンドに、ガソリンの数量(L,リットル)と共にメーター内にあらわされていますので、それを見ていれば分かります。
写真はPEMEXのスタンドの一例ですが、上が値段(ペソ)、下が数量(リットル)ですのでこれを見ればいくら払えばよいか一目瞭然です。
ガソリンの給油自体にチップは要らないため、給油だけの場合メーターに示された金額ジャストの支払いでOKです。大きなお金で支払っても、もちろんおつりは戻ってきます。
窓を洗ってくれたり、タイヤに空気を入れてくれた場合は、給油のおつりをもらったタイミングでチップを渡しましょう。
続いてガソリン価格です。
2020年8月現在、写真の看板でもわかるようにレギュラーガソリンで19.23ペソ/L。
今現在4.8円/ペソですので、日本円で93円/L程度になります。
ただし、コロナウィルス前は23ペソ/Lくらいで、6円/ペソだったので、138円/L。
コロナウイルス直後は14ペソ/Lくらいで、4.2円/ペソだったので、59円/Lまで下がっていました。
こうやって計算してみると恐ろしいほどこの半年で変動していますね。
概ねの価格は日本より少し安いといったところでしょうか。
また、これは余談ですが、
2019年1月にはガソリン不足の影響で1か月間程度、ガソリンが手に入らないという事態を経験しています。
メキシコではパイプラインから直接ガソリンを盗難するという組織的な犯罪が多く、その対策の一環として当時パイプラインを閉じたのだそう。
盗難には効果があったようですが、パイプラインを閉じればもちろん一般市民への供給も止まり、我々は大変な思いをしたのを覚えています。
ガソリンを求めて集まる市民
さらにメキシコでは日本と異なり、軽油(ディーゼル)の方がガソリンよりも高い設定になっています。
必要ないと思いますが、情報まで。
それでは良いメキシコ生活を!!