JB23W ジムニーやJM23 AZオフロードのナンバープレート移動!初心者も安心!スペアタイヤ位置に移動することでバンパーカットもできてスタイリッシュなクルマになろう
JB23 ジムニーやJM23 AZオフロードのナンバープレートはバンパー内左下部に設置されているので、定番カスタムである純正バンパーカットなどをするのに、ナンバーが邪魔になってしまいます。バンパーのカット形状を工夫して、ナンバー取り付け部のみ残すこともできますが、それではバンパーカットの目的の一つである、ボディのリフトアップ効果(リフトアップしているように見える効果)が期待できません。
今回は、バンパーカットやバンパー交換の効果を最大化するナンバープレートの移動をおこなっていきます。
ナンバープレートの交換後の状態をイメージしながら進めましょう。交換後はこちら。
上記の画像は3インチリフトアップ、タイヤ交換、バンパーカット、そしてナンバープレート交換をした後のものです。
この画像に対してバンパーカットとナンバープレート移設をしていない状態は以下です。3インチリフトアップとタイヤ交換は実施済みです。
撮影の角度など状況は違うものの、バンパーカットとナンバープレート移設をしただけでかなり印象が違ってくるのではないでしょうか。この印象を手に入れるためにも、バンパーカットとナンバープレート移設はおすすめのカスタムです。
今回、私がナンバープレート移設に使用した工具はこちらになります。
①ラチェットレンチ(差込角3/8インチ)
②10mmソケット (差込角3/8インチ)
③十字レンチ
④ロングスピナーハンドル (差込角1/2インチ)
⑤14mmソケット (差込角1/2インチ)
⑥配線用ツールセット (電工ペンチ、端子)
⑦配線コード (赤、0.75sq、5m)
⑧プラスドライバー
⑨10mmスパナ
⑩ペンチ
⑪ポンチ・キリ
⑫内張り剥がし&クリップクランプ
⑬カッター
⑭マイナスドライバー
⑮検電テスター
⑯タイラップ
それでは作業開始しましょう。
ナンバープレートを取り外します。
10mmボルト2か所をラチェットハンドル+10mmソケットで取り外し。
取り外したボルトなどはナンバープレート移設先でも使用しますので保存しておいてください。
スペアタイヤの取り外し。
こちらはタイヤの脱着と同様、19mmナットで取り付けられています。
3か所を取り外します。
私はタイヤの交換に使用する十字レンチにて取り外しました。
スペアタイヤの取り外し完了です。
スペアタイヤが取り付けられていたブラケットを取り外します。
それにしても汚いですね、、、
ブラケットは14mmボルト4か所で取り付けられていますので、これを外します。
最初、ラチェットハンドルと14mmソケットで取り外そうとしたのですが、このボルトがまぁ固いこと。全然緩みませんでした。
そのため力が入れ易いロングスピナーハンドルとソケットで緩めることにしました。
これで簡単に緩めることができました。
スペアタイヤのブラケットの取り外しが完了です。
せっかくですので、長年の泥や砂、苔?をきれいにしてあげましょう。
タイヤを受けていたラバーはとりはずしの必要はありません。
取り外してしまうと、そのネジ穴から雨水が入ってしまう可能性がありますのでむしろ取り付けておいた方が良いです。
清掃のために一度とりはずす場合はプラスドライバーが必要ですす。
続いて、ナンバー灯の配線の取り回しをしやすくするため、リアゲートの内張りを剥がします。
内張りを剥がした後ははこんな感じです。
内張りをスムーズに取り外すコツは、固定されるクリップ近くに内張り剥がし用のツールを差し込むこと。
そうすることで、よりダイレクトにクリップを力を与えることができます。
画像を参考にクリップ位置を確認しながら取り外していきましょう。
クリップ位置の近くに内張り剥がしツールを入れ、クイッとテコの原理で内張りを車体から取り外します。
そのままでも良いのかもしれませんが、ドアロックのタブを取っておきます。
タブにはネジが切られていますので、ボルトのように左廻しすることで取り外し可能です。
ここまできたら、内張りを取り外すことができます。
リアガラスのゴムパッキンが内張に張り付いて??いて少し取り外しが難しいかもしれません。また、ドアロック部から内張を外すのも少しばかり悩むかもしれませんがツールを使いながら頑張って取り外してください。
内張が取れたらナンバープレートを移植するための、ナンバープレートブラケットとナンバー灯の設置です。
私は今回それらがセットになっているものを購入しました。
NTS技研さんのリアナンバー移動キットです。リーズナブルな価格と高品質な点でおすすめです。
梱包物はこちら。
説明書はありませんでしたので、しっかりこのwebサイトで確認しましょう。
ナンバー灯はLEDで、ナンバーステーはステンレス製。取り付けのためのボルトなど一式そろっているので便利です。
ナンバーステーには傷防止のためのナイロンのようなカバー?シール?が張り付けられていますので、剝いでしまいます。
ナンバーステーに空いているたくさんの穴の役割を頭に入れておきましょう。
ナンバーステーとリフトゲートの取り付けイメージはこんな感じです。
これらをイメージしながらまずはナンバー灯をナンバーステーに取り付けてみます。
スパナで10mmナットを固定しながら、プラスドライバーで締め付けます。
が、、、、、
ナンバー灯がなんだか斜めになっていますね。
ちなみにナンバー灯の取り付けのためのボルト、ナット、ワッシャーはこれです。
いろいろ確認しているとスペーサーの役割をしているとおもわれるラバーが付属されているのを発見。
このラバーの貼り付けが必要なようです。
このラバーをナンバー灯に貼り付けます。
ラバーの形状はナンバー灯の形状にぴったし。こうやって貼り付けるのが正解でしょう。
改めてナンバー灯をナンバーステーに取り付けます。
おぉ、いい感じです!!
ナンバーステーとナンバー灯が垂直に取り付けできました。
続いては配線です。
ナンバー灯の電源とアースを室内へ通す配線取り回しをおこなうため、ナンバーステーの穴に配線を通していきます。
ところが、丸形端子が大きすぎて通らない!!。。。ので、ペンチで少しばかり端子を折って通します。
そして、リフトゲート穴から室内へ配線を通していきます。
室内側はこんな感じ、ここから配線が室内に入ります。
ナンバーステーを、もともとスペアタイヤブラケットが取り付けられていた14mmボルトで締め付けることで、ナンバーステーの取り付けが完了です。
最後にナンバープレートを付属のナットとワッシャーを使用して取り付け、外観は完了です。
これから配線処理をおこないますが、電源をそのまえにバンパーカットをおこなっておくとスッキリとカッコいいクルマになります。こちらの記事を参考にやってみてください。
●JB23W ジムニーやJM23W AZオフロードのお手軽カスタム、純正バンパーカット リアパンバー編
●JB23W ジムニーやJM23W AZオフロードのお手軽カスタム、純正バンパーカット フロントバンパー編
それでは配線作業にとりかかります。ここらへんはあくまでも我流でやっていますので、ちょっとばかり雑なやりかたになってしまっていますがご了承ください。
まずはリアゲート内の配線イメージです。
配線は2本あり、一つは電源用(プラス)、そしてもう一つはアース(マイナス)です。
アース配線は白色で丸形端子が取り付けられているほうです。
基本的にはアース線はボディの鉄の部分であればどこでも取り付けOKですが、すぐ近くにリアワイパーかなにかのモーターのアース線がとりつけられていますので、このネジを利用して共締めします。
電源用の配線は黒色の配線です。
この配線が短いので電源まで届かせるように延長します。今回は準備しておいたギボシ端子と配線を使用します。
感覚的に電源(プラス)は赤色というイメージがありましたので、赤の配線にて延長をしています。
元々のナンバープレートに電源を供給していたコネクタへ配線しようと考えましたので、延長する配線は3~4mくらい必要でしょうか。多めにとって最終的に不必要な分は切るスタンスで進めます。
延長した電源用配線をリフトゲートから室内側へ通します。
リフトゲートとボディ間にはラバー配管がありますが、力を入れて引っ張ると画像のようにとることができます。
このラバー配管に電源用の配線を通していきましょう。ちょっと大変なのですが、配線をひたすらラバー配管内に押し込んで頑張って反対側に通していきます。頑張ってという言葉が抽象的ですが、少しばかり難しい作業です。
ラバー配管を通した配線は、奇麗に処理をするためにはラバー配管が取り付けられている穴からボディ側に通すのが良いですが、この穴向こうから配線を取り廻すためには後部座席をはずしたり、内装(トリム)を取り外したり、いろいろ大変そう。
そのため、今回は手抜き工事となりますが、少しばかりショートカット
ショートカットさせるために、車体側に取りつくラバー配管下部にカッターで切り込みを入れて配線の通り道を確保。
ラバー配管を穴に取り付けます。
手前側に出てきた電源用配線はリフトゲートのウエザーストリップ(水漏れ防止用のラバー)を通し室内側に通します。
ウェザーストリップの室内側には初めから穴が開いているのですが、外側には開いていません。
そこで外側にキリで穴を追加して配線を通しましょう。
断面的にはこんな感じです。
ここまでで室内側までの配線完了です。
下の画像は配線を内張り内にしっかりと収納されている最終状態ですが、ここからその作業もしていきます。
まずは室内の配線経路をイメージ。こんな感じです。
オレンジ色のラインが内張り内を這わせた配線のイメージです。
内張りを外し、配線を通した後に内張りを戻す作業になります。
内張り剥がしツールを使い、内張りクリップを外します。
中央の内張りを外すことができたら左右の内張りを外します。
右側の内張りは、この一か所だけクリップを外します。
少しだけ内張りを浮かすことができますので、その隙間から配線を内張の中へ格納しましょう。
配線を室外に出すのはここから。
経路確保のためネジとネジ止め用リベットを取り外します。
ネジ取り付け用リベットの取り外しは少し苦労しました。
車体下部(外側)からマイナスドライバーで爪をゴリゴリしながら取り外します。
このリベットはもう使わないので、最悪ニッパーなどで破壊して取り外してしまってもよいかと思います。
室内の配線はしっかりと内張り内に格納し、室内配線完了です。
続いては室外での配線です。
純正のナンバープレートはリアバンパーに取りついていましたので、ナンバー灯の電源もリアバンパー付近に通されています。今回はこの電源につなげます。
リアバンパーカットした際の配線を確認します。
リアバンパーをカットしていない方は、こちらの投稿を確認していただき、まずはバンパーカットをすることですっきりとカッコよくしていきましょう。
●JB23W ジムニーやJM23W AZオフロードのお手軽カスタム、純正バンパーカット リアパンバー編
バンパーカット後に確認できる配線はこのような感じ。
今回はナンバープレート灯用コネクタから電源を取ります。
先端の二つのコネクタはバックランプ用電源コネクタです。バンパーカットをしたことでバックランプも取り外されてしまいましたので、別途バックランプの取り付けも行ったうえで、電源はこのコネクタから取りましょう。
念のためナンバープレート灯用コネクタに電気が来ていることを検電テスターで確認します。
準備として検電テスターのマイナスコードをクルマのボディ鉄部に接続します。
検電テスターの先端をナンバープレート灯用コネクタに差し込みます。赤色の配線に繋がっている配線が電源(プラス)ですので、ここに接続。
この状態でテスターに変化が無いことを確認します。
クルマのライト(スモールでOK)を点灯します。
テスター内が赤く点灯していることが確認できれば、ナンバープレート灯にスモールランプ点灯時電源が来ていることが確認できます。
昼間はなかなか点灯していることが確認しづらいですので、少し暗めにしてしっかりと確認しましょう。
スモールランプ点灯時電源が来ていることが確認できました。
室内からの配線の取り回しです。
私はこんな風に適当ーに取り回しています。
コネクタと接続するために配線先端をギボシ端子で接続。写真の端子であればコネクタに差し込み可能です。
コネクタに取り付けます。
最後に配線をタイラップなどでまとめて、フレーム内に収納。
やっとのことでナンバープレートの移植完了です。
バンパーカットと同時に行うことでタイヤの見える範囲も増えよりリフトアップされた感がでますね。
少しばかりクールになりました。
みなさんも是非バンパーカット&ナンバープレート移植チャレンジしてみてくださいね。
それでは楽しいクルマいじりを!