メキシコイダルゴ州パチューカ市から10kmほど北東にある街ミネラル・デル・モンテはその昔鉱山とすて栄えた街。山並みにたたずむ街並みがまるで小さなグアナフアト市のように美しく、イダルゴ州の田舎を楽しむにもおすすめの街です。

そんな古き良き街並みを見に沢山の観光客がおとずれるミネラル・デル・モンテを今回はご紹介いたします。

最初に訪れたのは街の中心に建てられた教会「Iglesia de México nuestra señora del Rosario」です。

直訳すると「メキシコの聖母ロザリオの教会」です。

外から見た外観は茶色を基調としたお世辞にも綺麗とはいえない一般的な田舎の教会ですが、中に入ってみると白を基調とし整然とした立派な内装。

特におもしろいのが聖母前のドーム天井の絵画。

白色の壁画とは相対的に、ドーム四隅にある絵画がとても鮮やかで、私の目に入ってきました。また、絵画自体濃淡がありとても繊細なのが美しいですね。

教会の見学終わったら、目の前の道を南に進んでいきましょう。

すぐに見えまじめるのが道の両脇に並ぶお土産ショップ。かつて銀山だったこの街の今の特産が何なのかはわかりませんが、帽子であったり、ちょっとした小物であったりいろいろなものが売られています。

そして、その大通りの脇道を見ると、ここミネラルデルモンテが山の斜面沿いに集まっていることを感じることができる、急な坂道がたくさんみることができます。

さらに南にすすんでいくと、この街がかつで銀山であったことを示すモニュメントが現れます。

その昔、この銀山で死亡事故があったようですが、そんなことを追悼したものでもあるようです。そんな苦難を乗り越えながらこの銀山は栄えていったのでしょう。

そしてこのモニュメントの後ろに見えるのがこの街の食材市場「Mercado Camerino Z. Mendoza」。

大きな街の市場に比べたらとても簡素な市場ですが、新鮮そうな野菜や果物たちがおいしそう。

ここでもメキシコのローカルを体験できます。

この街のセントロは西側の山斜面に集まっていますので、東側山斜面からの景色もおすすめ。

カルフルではないもののまるでグアナフアトのように斜面に家々が並んでいるのが美しい景色です。

パチューカの観光で時間に余裕がある方は是非銀山の街ミネラル・デル・モンテにお越しください。

それでは良いメキシコ生活を！！